鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「まったく。ランニングから戻ってきたら
また寝ているとは、どう言うことだ!?」
呆れたようにため息を吐かれた。
あ、やっぱり寝ちゃったんだ……?
課長の匂いを嗅いでいたら眠くなったとか
非常に言いにくいが、なら
何故私を1人にした?
女子力の高い女性のようには、いく訳ないじゃん。
シャワー浴びて朝ご飯でも作って待っているとでも
思ったのか?
そんな訳ないじゃん。
理不尽な怒られ方に腹が立ってきた。
「シャワーを浴びて来いと言ったはずだろ?
まったく。そんなボサボサ頭で会社に行く気か!?」
ボサボサ頭……?
頭を触ってみると
確かにボサボサになっている。
後ろに付けていたはずのバレッタも何処かに
行ってしまい無くしてしまっていた。
「あっ……すみません。」
「分かったら、さっさとシャワーを浴びて来い。
ご飯は、それまでに作っておいてやるから」
呆れながらそう言ってくれた。
「あ、はい。」
慌てて返事をする。
そして課長の言われた通りにシャワーを
浴びることにした。
人様のお風呂って……入りにくい。
しかも、課長の家だし……。
パパッと身体と頭を洗っていると
ガチャッとドアが開いた。
えっ!?