鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
隣を歩きながら会社の中に入ると
何だか人からの目線に気づいた。
特に男共からの視線が痛かった。
えっ?まさか、
課長と朝帰りしたと思われている!?
確かに朝まで一緒に居たけど……いやいや。
何もありませんでしたから。本当に。
「あの……もしかして
勘違いとかされたんですかね?
一緒に居るから」
どうしよう。
そんなつもりではなかったんだけど
「いや、あれはそれではない。
お前の変わりっぷりに注目されているんだ!」
「えっ?何で!?
まさか、そんなに変ですか?」
やっぱり普段から着ない服だから
似合わなかったんだ……。
自分だとなかなかよく見えたのに。
「アホ。逆だ、逆。
とにかく気にせずに行くぞ。遅れる」
そう言うと課長は、
エレベーターに乗り込んでしまう。
あ、だから待ってってば!!
私も一緒にエレベーターに乗り込んだ。
逆……?
変の逆って……いいってこと?
似合うと言う意味なら嬉しいのだが……。
チラッと課長を見るが
平然とした表情をしていた。
何を考えているのだろうか?