鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
やっぱり男共は、可愛い子だけではなく
嘘でも女子力が高い女の方がいいのか!?
お前ら……。
これに左右されるのかと思い知らされる。
まずいぞ……私。
これは、私も女子力が高いことをアピールしないと
置いていかれる。
「次は、生田さんだよ?」
堀下さんが、こっそり教えてくれた。
「は、はい!!」
緊張のせいで思わず立ち上がってしまった。
あ、しまった……。
シーンと静まり返る皆。
ヤバい……何とかしなくちゃあ!!
「あ、あの……同じ営業課の生田茜です。
趣味は……あの……」
頭の中がテンパってしまい真っ白になる。
えっと……。
どうしよう……何もアピールが浮かんでこない!!
しかし、その時だった。
「ごめん。遅れて……会議が長引いてしまって」
1人の男性がこちらに来た。
えっ?
見てみると匠並みのイケメンが!?
「あ、遅いぞ。礼央」
「悪い、悪い。もう始まっちゃった?」
そう言いながら私の前の席に座ってきた。
ちょっと暗めの茶髪にスーツ姿がよく似合う
知的なイケメンだった。
女共は、キャーキャーと騒いでいた。