鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
そのイケメン君は、私をも見るなり
ニコッと笑顔を見せてきた。
ドキッと心臓が高鳴る。
「ごめん。自己紹介の邪魔をして
えっとー何ちゃんだっけ?」
あ、そうだ。自己紹介の途中だった。
「あの……営業課の生田茜です。
趣味は、料理とお裁縫とスポーツです」
恥ずかしそうに自己紹介をした。
半分以上……嘘です。
料理と裁縫なんて不器用でほとんどやりません。
スポーツと言うか身体を動かすのは、
昔から好きだったけど、それ以上に得意なのは、
喧嘩です!
「へぇ~料理上手なんだ?
最近なんの料理を作ったの?」
ゲッ!!
そこを聞くか!?
「この前……つみれ鍋を作りました。
臭い消しに味噌を入れると美味しいんですよね」
全て課長に教えてもらってだけど……。
「あ、そうなんだ?俺、つみれ鍋好きなんだよね。
熱燗と一緒に食べると絶品だよね」
嬉しそうに話してくれるイケメン君。
ま、マジでか!!?
まさか、食い付いてくるなんて。