鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

「へぇ~生田さんって料理だけではなくて
そんなに足が速いんだ?」

「まぁ、何度か陸上部にスカウトが来ました。
結局、入部しませんでしたが……」

「えーどうして? 
そんなに足が速いなら勿体ないなぁ~」

私は、高守さんと足の速さで盛り上がる。

これは、嘘ではない。

ヤンキー共を追いかけ回したりセンコーに
追いかけ回されたりして
何度か陸上部からスカウトがあった。

まぁ、あの時は……総長の匠に夢中だったし
陸上部に入るなんてさらさら無かったから
断っていたけど。

今、考えると少し勿体無かったのかもしれない。

するといつの間にか堀下さんが
高守さんのところに来て

「高守さん。良かったら番号を交換しません?」

携帯の番号を聞いてきた。

あ、抜け駆けしやがった……コイツ!?

私だって聞きたかったのに。

「いいよ。あ、生田さんも交換しようよ?」

高守さんが私にも声をかけてくれた。

えっ!?
私も交換してもいいの?

やったー!!ざまーみろ。

「はい。ぜひ……」

こうして私も高守さんのケー番をゲット出来た。

よしよし。収穫、収穫。

後は、あの女共より先に高守さんに近付くのみ。
フフッ……さて、何を送ろうかな。

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