鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
と、とりあえず謝るだけ謝ろう。
オフィスから出ると
応接室に連れていかれる。
人気のない場所……やっぱりそうだ!
ドアが閉まると私は、すぐに頭を下げた。
「すみませんでした。このことは、
絶対に人に言いませんから許して下さい!!」
「はぁ……?」
はぁっ?って……。
「あのマフラーは、彼女さんのですよね!?
彼女さんも……間違えて持ってきたマフラーもけして
言いませんから許して下さい」
「だから、何で許して下さいになるんだ?
そもそも俺は、彼女はいないぞ。
あれも時間がなくて会社でもやろうと思って
持ってきたんだ!」
えっ?つまり課長の!!?
「課長って編み物とかするんですか!?」
イメージがつかない。ってか
似合わな過ぎる……。
すると、恥ずかしくなったのか
「男が編み物をしたらダメだなんて
法律にはないぞ!?
それに編み物だけじゃない。
料理やお菓子作りとか家事なら
一通り出来る」
凄く力説してくる課長だった。
いや、そんな力説しなくても……聞いてねぇーし。
ってか、課長。意外と……女子力高い系!?