鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
おい……春乃。
あんた……いくらなんでも親友だからって
いい過ぎじゃねぇ?
誰が、そこまで高くない会社で
私みたいなのを狙わないだ!?
私にハイスペックの男がくっつくのは、
ありえないと言うのか!?
失礼だぞ……おい。
こっちにも腹が立つことを言ってくる奴がいた。
「春乃……それは、さすがに言い過ぎだぞ?
いくら本当のことでも……」
お前もかよ!?たかちゃん。
何さ……どいつもこいつも。
私は、ムスッとしながら2杯目のビールを
頼もうとしたその時だった。
「お前は、自分の状況すら
理解が出来ないようだな?」
えっ!?
パッと振り返るとそこに課長が居た。
な、何で……ここに居るのよ!?
思わず立ち上がるとパニックになった。
「か、課長!?なんで~こ、ここに!!?」
「生田。落ち着け。
俺もたまに、ここで焼き鳥を買って
帰ることがあるんだ。美味しいからな。
なのに、お前は……聞いていたぞ!?
人の悪口の後は、アホな男に引っかかりやがって」
ゲッ!!
全部聞いていたのかよ!?
「いやいや。課長……これには、深い訳が……」