鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
そ、そうよ。
課長が風邪を引いたら大変じゃない。
だから私は、止めたくて……。
すると課長は、クスッと笑った。
「冗談だ。心配しなくても
押し入れにもう1組布団があるからそれで寝る」
あ、そうなんだ……。
それなら心配いらない……って
余分に布団があるんかい!!?
じゃあ、わざわざ一緒に寝る必要なんてないじゃん。
なんで同じベッドで寝ないとならないのよ!?
「それなら最初から別の布団で寝てくださいよ!?」
呆れながら言うと
「はぁっ?なんで自分のベッドがあるのに
いちいち俺が布団を出さないといけないんだ?」
不機嫌そうに言われる。
いや、そう言う問題ではなくて。
さすがに男女が同じ布団なのは……問題かと
意識してしまうと余計に恥ずかしくなった。
「いや、そのですね……」
「ごちゃごちゃ言っていないで、さっさと寝ろ。
明日は、早いんだぞ」
頭をグシャッと撫でながら言われた。
「は、はい。」
私は、慌てて返事をした。
撫でられた頭を手で触りながら不思議に思った。
課長の行動がよく分からない。
一体どうしたいのだろうか……?
意味が分からずに課長は、
布団をベッドの横に敷くとさっさと寝てしまう。
ドキドキする私は、置いてけぼりだ。