鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

「課長……寒い……」

私は、朝が弱いのに……。

「いつまで寝ている気だ?朝食は、出来ているから
さっさとこれに着替えろ」

そう言いながら何かを放り投げられる。

うん?何よ……これ?

私は、眠い目を擦りながら
その放り投げられた物を見る。

するとお洒落なワンピースだった。

えっ?これ……!?

私は、慌てて起き上がり課長を見た。

そうしたら少し申し訳なさそうに

「昨日泣かしたお詫びだ。
さすがにデートに行くのに、このままだと
ダメだろ?妹のところに朝イチで
行って借りてきた」

私に謝罪をしてくれた。

昨日私が泣いていたことを気にしていたらしい。

私のために……。

何だか胸がジーンとなってくる。

「課長。大好き!!」

そう言いながら思わず課長に抱き付いた。

「な、何を言っているんだ!?
抱き付くな。お前は……」

照れているのか耳まで真っ赤になっていた。

やっぱり照れている課長は、面白い。
そして可愛いと思った。

早速、シャワーを浴びた後に着替える。

清楚風の白色ワンピは、とてもお洒落で
男受けも良そう。

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