鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
鏡を見ると私でも似合う感じだ。
うんうん。
これなら高守さんも喜んでくれるだろう。
そう思った瞬間。
胸がズキッと痛くなってきた。
あれ……?
まるで何か締め付けられるような
苦しさだ。
おかしいなぁ~?
不思議に思いながら胸元を触ってみる。
何ともない……。
「おい、生田。まだか?」
「は、はい。今すぐに行きます!」
慌てて出る。
課長にワンピース姿を見せた。
すると硬直されてしまう。
えっ?ちょっと、何で固まるのよ!?
「似合いませんか……?」
「い、いや。思ったより似合うではないか……」
そう言うと課長は、横を向いてしまった。
あ、また赤くなっている。
そう気づいたら
何だか心臓が凄い勢いで鳴り出した。
あれ?どうしちゃったんだろ……私。
何だか自分まで頬が熱くなってしまった。
は、恥ずかしい……。
「ほら、ご飯にするぞ」
課長は、私の顔を見ないようにして
キッチンに行ってしまった。
「は、はい。」
私まで顔を合わせづらい。
急いでコタツの方に行き座った。
まだドキドキとしていた。