鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

課長の少し後からオフィスに入ると
堀下さん達に驚かれた。

「うわぁ~生田先輩どうしたんですか!?
そのワンピース。素敵……」

「あ、そのネイル。
めっちゃ可愛い~しかもお洒落。
何処のネイルサロンに行ったんですか?」

女性達に注目されてしまう。

「いや、ちょっと……友達にやってもらったの」

課長にやってもらったなんて
言いにくい……。

チラッと見ると課長は、何も気にすることもなく
自分のデスクに着いていた。

また、胸がモヤモヤする。
課長の考えていることが分からない。

お昼休みになるが
課長は、変わらずに同じ態度だった。

一緒に弁当を食べるが必要最低限しか喋らない。
これは、やっぱり。

謝った方がいいのだろうか?

「あの……課長。
昨日は、すみませんでした」

「…………。」

黙ったまま何も言ってくれない。

ちょっと無視かよ!?

申し訳ないと思いつつも何だか腹が立ってきた。

言いたいことがあるんなら、ハッキリ言えよ!!
あんた、男だろ!?

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