鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「あのですね……課長。
私に文句か何かあるのならハッキリと
言ってくれませんか?」
「……言って泣かない保証でもあるのか?」
はぁっ?
泣かない保証って……泣かす気かよ!?
いやいや、それよりも
何でそんなに不機嫌なのか理由を知りたい。
「泣きませんよ……ガキではあるまいし」
「昨日半べそになりながら寝ていたくせに」
バキッと思わず箸を折ってしまう。
おい、さっきから何だよ!?
あんた……私に喧嘩でも売りたいのか?
イライラしていると課長は、ため息を吐いた。
「お前……箸を折るなよ。まったく……」
そう言いながら折れた箸を片付け始めた。
何よ……課長が悪いんじゃない。
言いたいことも言わずに機嫌悪くしてさ。
ムスッと頬を膨らませる。
すると課長は、折れた箸を拾ってくれたのだが
その箸を見ながらボソッと
「この箸……まるで折れた俺の心みたいだな」
そんなことを言ってきた。
はい?今、なんて……?