鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
何かの聞き間違い?
いやいや、確かに言ったぞ!!
「課長?何を言っているんですか?」
「お前の無神経な行動のせいで俺の心は、
この箸のようにボキボキに折れているってことだ!
見ろ……可哀想だと思わんのか?」
そう言いながら折れた箸を見せてきた。
はぁっ?
あんたは、どっかの詩人か!?
しかも可哀想って……あんたの心は、
そんなに繊細じゃねぇーだろ。
「だから何で折れた箸と課長の心が
関係しているんですか?」
「俺の心は、この箸のように繊細で
傷つきやすいって言うことだ。
なのにお前は、下手に注意をすれば泣いて拗ねるは、
逆ギレして言うことは聞かないは……」
ゲッ!?
またブツブツと説教が始まった。ってか
逆ギレして拗ねてんのは、課長じゃねぇーかよ!?
「とにかく、お前の無神経さに腹が立ってんだ。
いいか?大人なら自分の行動に責任取れ。
よーく考えてから行動しろ!!アホ」
はぁっー!?
やっぱり。ただ喧嘩売ってんじゃん。
何で私が、課長に
逆ギレされないとならねぇーんだよ!?
意味が分からねぇーし。
自分の行動ぐらい責任を持ってやっているし。
うるさいんだよ!ボケ、アホ。
いいさ。仕事が終われば
高守さんとデートが出来る。
課長のことなんて忘れて楽しむんだから。
そのまま付き合うことになっても知らねぇ~し。
フン。そう思いながら午後の仕事をこなした。