鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
仕事も何とか片付けられた。
よし、後は待ち合わせ場所に間に合うように
行くだけだ。
あ、行く前にトイレも行っておこっと。
メイクも直しておきたいし。
そう思いながらトイレに向かった。
水を流して、さて出ようとした時に
何やら話し声が聞こえてきた。
「高守さん。今度は、いつ会えますか?」
えっ!?
この声は……堀下さん?
でも、今……高守さんって言ったよな?
私は、慌てて聞き耳を立てる。
「昨日は、凄く楽しかったです。
高級レストランなんて初めて行きました。
は、はい。次に会えるのが……凄く待ち遠しいです」
えっ?どういうこと?
高守さんは、堀下さんとも連絡をとったり
会ったりしているってこと??
いやいや。そんなはずはない。
きっと……聞き間違いか、似た苗字の人だ。
うんうん。
そう自分に言い聞かした。
そんははずはない……絶対に。
無理やり納得させて
私は、待ち合わせ場所に向かった。
20分遅れて高守さんが現れた。
爽やかな笑顔で
「お待たせ。待ったかな?」