鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

連れて行かれた場所は、
高級レストランがあるホテルだった。

確かに夜景は、最高だ。

一望出来る夜景は、キラキラと光って
ロマンティック。

私が恋愛小説や漫画で憧れていた光景だ。

慣れた感じで高守さんは、料理を注文して
ワインで乾杯。

話も色々してくれて料理も旨い。

だけど……何故か思ったより楽しくない。

料理も確かに旨い。

旨いのだが……ぶっちゃけ
課長の手料理の方が旨い。

それに、コースなんだか知らんがちまちまと料理が
出てきて食べた気がしない。

出すなら一遍に出せよ!一遍に。

しかもフォークとナイフの使い方がよく分からん。
くそっ~習っておくべきだった。

何とか前に居る高守さんの真似をして食べた。

今になって分かる。
課長の手料理が恋しいことが……。

コタツでぬくぬくとしながら
課長の手料理を食べて熱燗で一杯やりたい。

今日の夕ご飯何だったのだろう?

ハッ!!

いかん、いかん。

つい課長の自宅で満喫してるところを
想像してしまった。

私は、課長に腹を立てているのに……。

「それでね……この前も……」

高守さんは、まだ自慢話をしていた。

この人さっきから自分のことばかり。

凄い高い外車を買ったとか知的アピール?
などなど。

正直……どうでもいい。

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