鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
課長、元カレです。
「ちょっと、何で
あんたが、こんなところに居るんだよ!?」
私は、慌てて匠に詰め寄った。
するとため息を吐きながら
「ハァッ……同伴で来ていたんだよ。
今ホストやっているから……ってかお前こそ
何で、こんな高級レストランで男を殴ってんだよ?
もしかして彼氏と喧嘩でもしたのか?」
そう言ってきた。
えっ……?
あぁ、そうか。
銀座のホストNo.1なんだっけ。
よく見ると派手な色の頭は、相変わらずだが
高級そうなスーツにブランドのアクセサリーを
つけていた。
似合うし……相変わらずカッコいい。
「ち、違う。ちょっと
デートしていただけよ。そもそも
今、彼氏とか居ないし……」
「えっ?マジかよ!?」
マジかよって……何だ?
私が彼氏が居たら変だと言いたいのかよ。
「いいでしょ!?私に彼氏が居ても居なくても
あんたには、関係ないんだから。大体さー」
そう言い終わる前に匠は、私を
ギュッと抱き締めてくるではないか。
……えぇっ!?
心臓が大きく高鳴った。
「ちょっと、離しなさいよ!?
あんたは、私の元カレで今は……関係な……っ!!」
何故だか強引にkissをしてくる匠。
あまりのことで一瞬頭がフリーズする。