過去ポスト
サオお姉ちゃんは笑うのをやめて友太さんを見る。
「人の感情はすぐに変わるものだ」
「例えば、夕飯にハンバーグを食べたいと思っていても、いざ店に入るとラーメンが食べたくなる。なんてことはよくある」
友太さんの言葉を遮って、サオお姉ちゃんが次の言葉を言ってしまった。
友太さんはふわりと表情を和らげてほほ笑んだ。
「そう言う事。だから、俺も今の感情を大切にしなきゃいけないと思う」
「うん……そうだね」
2人のことなのに、自分の心臓がドクドクと早くなっていくのを感じていた。
スマホで時間を確認すると、完全に遅刻してしまう時間だった。
あ~あ、病欠の次は遅刻か。
まぁいっか。
今はそんなことよりも2人の結果の方が大切だ。
「俺は、サオのことが好きだ。ずっとずっと、大好きだ」
「あたしも。ずっとずっと、友太のことが大好きだよ」
その時、2人の祝福するように今年最初の雪がチラリと舞い降りたのだった……。
END
「人の感情はすぐに変わるものだ」
「例えば、夕飯にハンバーグを食べたいと思っていても、いざ店に入るとラーメンが食べたくなる。なんてことはよくある」
友太さんの言葉を遮って、サオお姉ちゃんが次の言葉を言ってしまった。
友太さんはふわりと表情を和らげてほほ笑んだ。
「そう言う事。だから、俺も今の感情を大切にしなきゃいけないと思う」
「うん……そうだね」
2人のことなのに、自分の心臓がドクドクと早くなっていくのを感じていた。
スマホで時間を確認すると、完全に遅刻してしまう時間だった。
あ~あ、病欠の次は遅刻か。
まぁいっか。
今はそんなことよりも2人の結果の方が大切だ。
「俺は、サオのことが好きだ。ずっとずっと、大好きだ」
「あたしも。ずっとずっと、友太のことが大好きだよ」
その時、2人の祝福するように今年最初の雪がチラリと舞い降りたのだった……。
END