今、君に伝えたい
もう夜も遅い。







誰かが気づいてなければ大変だ。







何分か走ると、




「誰かー!救急車ー!!」




と、声を荒げて叫ぶ男性の声が聞こえた。




やっぱり事故か……?




胸騒ぎがする。




そこに近づくごとに、ざわざわとした声も大きくなっていく。




曲がり角を右に曲がると、そこにはたくさんの人だかりができていた。




「まさか……‼︎」




俺は前に立ちはだかる大人たちの人混みをかけ分けていく。




「すいません……すいません」




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