今、君に伝えたい
私は…やっていけるのだろうか。





そこが、とても不安だ。





明日から学校に戻ることも決まっている。





記憶をなくした私を、変わってしまった私を、





友達はこんな私を受け止めてくれるのだろうか。






勉強についていけるだろうか。





久しぶりに帰ってきて、しかも記憶をなくした私を みんな腫れもののように接するんだろうな。





"辛くなれば、中学校を変えてもいい。"





両親にそう言われたが、もうすぐで卒業なんだし、何より親に迷惑をかけてしまう。





「花音、着いたわよ。」





普通の、一軒家。





そんな感じだった。





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