今、君に伝えたい
少しひんやりする階段を上がり、左の突き当たりには 言われたと通りドアがあった。





恐る恐る、ドアを開ける。







特に特徴もない、普通の部屋。





勉強机の下には、教科書やノートが山積みに置かれていた。






机の上には、消しかすがところどころ残っていて、






近づいてみると、木目調の勉強机にシャーペンの先端を強く押し付けたのか、小さな小さな穴が 何個か空いていた。






見た限り、勉強はバカなりに頑張っていたのだろう。






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