今、君に伝えたい
ここから、私は始まったの。





新しい私の第二の人生が。





優とバチッと目があった。





にこっと笑いながら、親指を立ててくれた。






マイクを先生にわたし、すっと座った。





「花音、よかった」





「うん、ありがとう」





その優の間近で見る笑顔を見て、胸のざわつきを覚えた。





これは…なんだろう。






うん、これはきっと。







緊張から解き放たれたその反動だろう。





< 151 / 244 >

この作品をシェア

pagetop