今、君に伝えたい
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「……花音!!……早く…!」







なんだかうるさいと思って薄っすら目を開けると、そこには私の体を揺するお母さんがいた。






「あんた!!8時よ!!優くんが…」







「はち… はちじぃ?!」






私は飛び起きて、スリッパも履かずに部屋を飛び出した。






食パンを口に突っ込み、水道水でゴクゴクと胃に流しこんだ。






まずい…!昨日眠たすぎて、目覚まし設定すんのを忘れてた…!!







急いで制服に着替えて、髪を少し強引にといだ。






歯は水でゆすぐのを一回しかしなかったから、若干歯磨き粉が残ってるけど…






ゴクリと唾で流し込んで、ワークがたくさん入って重いリュックを背負った。







新しく新調したプチプラな黒色のスリッポンに足を突っ込み、ドアノブに手をかけた。







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