今、君に伝えたい
見ている風景が、ぼやけてくる。






やばい、顔が照れるとかそんなんじゃなくて本当にあつい。







「花音?大丈夫か?」






「へへっ…大丈夫だよきっ……」







足に力が入らなくなってどさりと崩れ落ちる。







いつの間にか視界の間近にアスファルトが見えたのを最後に、私の視界は真っ暗闇になった。







優のいうとおり、本当に倒れちゃったね。







気持ち的には、ギリギリ持ちこたえていたけれど







体はもうとっくに限界が来ていたのかもしれない。







もうなにも考えずに…寝よう…







そして私は、世界とシャットダウンをした。







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