今、君に伝えたい
案外余裕で、花音ん家のインターホンを鳴らした。







「おばさん?花音が倒れた!」







『えっ優くん?!今から行くわね』






ドアが開いた瞬間、おばさんが慌てて出てきた。







「普通に歩いてたら倒れたんです。」






「あら…花音、毎日遅くまで勉強してたからね…今日は休ませるわ。ありがとうね…あれ、もう行かないと間に合わないんじゃないの?」







「はい…、今日はぐっすり寝させてあげてください。」






「本当にありがとうね…学校には連絡入れておくから…ごめんなさいね」







「いえいえ、じゃあ」






俺は花音の家を後にして、道端においたリュックを背負い、急いで学校についた。






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