今、君に伝えたい
3年生なので教室は一階にある。





そして、朝の会のチャイムが鳴り終わるか終わらないくらいのタイミングで教室に滑り込んだ。





「セーフ…だな」





「よ、よかったぁ……」





優が教室に入る前に腕を離してくれたから、幸い誰にも見られなかった。





見られてたら、カップルだって勘違いされちゃうもんね。






そう、私と優はただの幼なじみ。








けど、優は絶対知らないだろうな。









私が、ずっと前から好きだったってことを。





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