今、君に伝えたい
すると、間もなくお父さんの声がした。




「なんだこれは?!」




声色からして怒っていそうだ。




間もなく階段をダンダンと荒っぽく上がってくる音が聞こえた。




寝てるふりをしようか?




それとも、どこかに隠れようか?




勉強をしているふりをしようか?




なんて考えていると、部屋のドアが勢いよく開いた。




「花音!!」



「…………………」




あぁ、またお説教か。



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