君と星空を
あれからしばらく経っても
私はあの時のことが忘れられなかった。
好きな人に優しくしてもらえるほど
嬉しいことはない。
また、いいことないかなって考えながら
倉田君の横顔を見つめていた。
それにしても、倉田君は綺麗な顔してる。
一度みたら忘れられない顔だ。
好きな人の顔こそ思い出せないっていうけど
違うのかも。
倉田君がこっちを見そうな気がして
私はさっと視線をそらした。
やっぱり、気づかれてるかも。
ちょっと心配になった。