君と星空を



春休みが終わり、迎えた3年生の始業式。



私は朝から心配で心配でたまらなかった。


隼人とクラスが別れてしまう気がして。






"隼人とどうか同じクラスになりますように"


何度も何度もお願いししながら


家を出た。







どきどきしながら学校の中に入る



3年生の教室がある二階に上がった。




クラス替えの紙が貼ってある廊下には


もうすでにみんな集まっていた。



私もその中に入って



名前を探す。






1組から順番に見ていく。



なかなか隼人の名前も私の名前も見つからない。








しばらく探して4組の所に隼人の名前を見つけた。




自分の名前を必死に探す。








あった。





やった~隼人と同じクラスだ。



私は心から喜んだ。





そしたらちょうど隼人がやって来た。






私は急いで隼人のもとに行く。






「隼人っ、私と隼人同じクラスだよ」


興奮しながら言った。




「えっ、ほんと?嬉しすぎ」


隼人も嬉しそうに言った。











友達の方は志帆は離れちゃったけど


利沙は同じクラスだった。









もう、嬉しくてたまらなかったから


ずっと隼人を見てた。





隼人が私に気づいて


笑った。


だから私も笑い返した。








優しい笑顔の隼人。




大好きっ。










< 23 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop