君と星空を
春休みが終わり、迎えた3年生の始業式。
私は朝から心配で心配でたまらなかった。
隼人とクラスが別れてしまう気がして。
"隼人とどうか同じクラスになりますように"
何度も何度もお願いししながら
家を出た。
どきどきしながら学校の中に入る
3年生の教室がある二階に上がった。
クラス替えの紙が貼ってある廊下には
もうすでにみんな集まっていた。
私もその中に入って
名前を探す。
1組から順番に見ていく。
なかなか隼人の名前も私の名前も見つからない。
しばらく探して4組の所に隼人の名前を見つけた。
自分の名前を必死に探す。
あった。
やった~隼人と同じクラスだ。
私は心から喜んだ。
そしたらちょうど隼人がやって来た。
私は急いで隼人のもとに行く。
「隼人っ、私と隼人同じクラスだよ」
興奮しながら言った。
「えっ、ほんと?嬉しすぎ」
隼人も嬉しそうに言った。
友達の方は志帆は離れちゃったけど
利沙は同じクラスだった。
もう、嬉しくてたまらなかったから
ずっと隼人を見てた。
隼人が私に気づいて
笑った。
だから私も笑い返した。
優しい笑顔の隼人。
大好きっ。