君と星空を
日曜日、志帆と利沙を誘って
隼人たちのバスケの試合を見に行った。
3年生だから、これが最後の大会らしい。
今日はどんな隼人が見れるのかわくわくした。
会場について間もなくして
試合が始まった。
5人の選手の中にいる隼人を私はずっと目で追っていた。
ロングパスを受け取った隼人がドリブルで相手の選手を
交わしてシュート。
スパッ
綺麗な音がしてシュートが決まった。
そのかっこよさに私は興奮する。
志帆と利沙がこっちを見た。
私は満面の笑みを返した。
その後も隼人は大活躍して試合は終わった。
結果は準優勝。
隼人の活躍ぶりとかっこいい姿が見れて最高だった。
試合が終わって隼人が帰って来た。
「隼人~、お疲れ様、今日もかっこよかったよ」
「今日は来てくれてありがとう。嬉しかった。」
隼人は照れくさそうに言った。
隼人と別れて志帆と利沙と一緒に帰った。
「もう~、隼人、かっこよすぎ~。」
「確かに今日の隼人すごかったね。」
私の呟きに利沙が答えた。
「由夏、今日は良かったじゃん。」
志帆が言った。
そのあとしばらく話し込んで
志帆と利沙と別れた。
私は家に帰ってからも
試合中の隼人の姿を思い出していた。
今日のでもっと隼人のこと好きになっちゃったかも。