君と星空を
その手紙を読み終えたとき、
私は泣いていた。
けして、長くはない手紙だったけど
隼人の想いを知ることができた。
すごく、後悔した。
何であの時、気付けなかったんだろう。
すぐそばで大好きな人が
一番大切な人が苦しんでいたのに。
私がもっと早くに気づいていれば、
隼人のそばにいて隼人の力になれたかもしれないのに。
もっと、もっと、優しくできたかもしれないのに。
もっと、もっと、そばにいてやればよかったのに。
私って自分勝手だね。
隼人が苦しんでいるのに気付きもしないで。
隼人、ごめんね。
隼人、大好き。大好きだよ隼人。
私はそっと隼人の手を握った。
隼人に想いが届きますように