君と星空を
授業中、右斜め前の倉田君を見ていた。
倉田君の真剣な横顔を見ているだけで
幸せだった。
私は毎回のように倉田君の横顔を見ていた。
授業に集中出来るわけがない。
あんなに素敵な人が同じ空間にいるんだから。
気になっちゃう。
今日もまた、いつものように
右斜め前の倉田君を見ていた。
そしたら、倉田君が振り返って
目が合った。
私はどきっとして慌てて目を下に剃らした。
やばい。
もう、今のだけで心臓がどきどきしてる。
もしかして、私の視線感じちゃった?
もう一度、倉田君を見たら、
倉田君は前を真っ直ぐ見ていた。
バレてないよね。
私は少しほっとして
自分の机に視線を戻した。