ミーアキャット
君という才能を見つけた日
俺がまだ言葉を覚え
メロディーを覚えたての
つたない歌が少し歌えるような
子供のころ
君の才能を見つけた
一日違いで生まれた俺たちは
家も近くて両親も仲が良くて
生まれてから今までずっと
一緒に過ごしている
そんな俺たちだけど
今でも俺はあの日を忘れたことはない
いつも二人一緒に行動していた
俺たちは近所の公園で
遊んでいた
「美夜、きらきら星って知ってる?」
ミヤ
『知ってる!この間ねママに教えてもらったの!』
「一緒に歌おう?」
『うん!』
すぅっと息を吸った彼女が
その息をメロディーとともに
吐き出したとき心臓が震えた
< 1 / 84 >