ミーアキャット
大きくなるにつれて
俺たちは更に進化していった
周りはそんな俺たちを
放っておいてはくれなかった
俺たちが高校へ上がる年
彼女でプロとして
デビューしないかと話が来た
彼女は条件を出した
自分の歌う曲はすべて
俺の作った曲だけだと。
俺は驚いた。
彼女の才能はまさに
神からの贈り物
それに比べれば俺は
ちっぽけな存在だったに違いない
けどその条件をのんだ
事務所は俺に次々と仕事を
よこした
それからの毎日は
楽しくて辛くて充実していた