豹変カレシのあまあまな暴走が止まりませんっ!
「玲――幼馴染みの彼も、きっと私のために言ってくれてるんだとは思うんですけどね。そういえば、先日も、突然付き合おうって言いだして――」
「えっ!?」
木嶋さんが、ラテのグラスをテーブルに置くも、驚きのせいかガチャンと大きな音が鳴る。
「付き合い始めたの!?」
「でもまだ一度も恋人らしいことしてないし、好きとも言われてないし、相変わらず口うるさくて意地悪だし。一体何を考えているのやら」
私の言葉を聞いて、木嶋さんはむっと唸った。
考え込むようにして顎に手を添えたあと、やがて私へ真剣な眼差しを向けた。
「水城ちゃんは、彼と付き合っていて幸せなの?」
「いや、むしろ、付き合ってるっていう実感がゼロです」
「じゃあさ、実際にそういう関係になったとして、幸せになれると思う?」
そういう関係?
例えば、抱き合ったり、チューしたり、XXXしたり、ベッドの上で愛を語らったり、って……?
――全く想像がつかない。
「今の二人の状態から、そういう関係になれる気がしません」
「じゃあ、別れた方がいいんじゃないかな」
木嶋さんがあっさりと言い放った。
思わず飲み込もうとしていたカフェラテが変なところに入りそうになって、むせる。
すかさず気遣い屋の木嶋さんが、私へハンカチを差し出した。
「だってさ、価値観が全く違うわけだから。毎日甘い物も禁止だよ? 耐えられる?」
「……耐えられないかも」
「それなら、別れた方が良いと思うよ」
「……うーん……」
「えっ!?」
木嶋さんが、ラテのグラスをテーブルに置くも、驚きのせいかガチャンと大きな音が鳴る。
「付き合い始めたの!?」
「でもまだ一度も恋人らしいことしてないし、好きとも言われてないし、相変わらず口うるさくて意地悪だし。一体何を考えているのやら」
私の言葉を聞いて、木嶋さんはむっと唸った。
考え込むようにして顎に手を添えたあと、やがて私へ真剣な眼差しを向けた。
「水城ちゃんは、彼と付き合っていて幸せなの?」
「いや、むしろ、付き合ってるっていう実感がゼロです」
「じゃあさ、実際にそういう関係になったとして、幸せになれると思う?」
そういう関係?
例えば、抱き合ったり、チューしたり、XXXしたり、ベッドの上で愛を語らったり、って……?
――全く想像がつかない。
「今の二人の状態から、そういう関係になれる気がしません」
「じゃあ、別れた方がいいんじゃないかな」
木嶋さんがあっさりと言い放った。
思わず飲み込もうとしていたカフェラテが変なところに入りそうになって、むせる。
すかさず気遣い屋の木嶋さんが、私へハンカチを差し出した。
「だってさ、価値観が全く違うわけだから。毎日甘い物も禁止だよ? 耐えられる?」
「……耐えられないかも」
「それなら、別れた方が良いと思うよ」
「……うーん……」