豹変カレシのあまあまな暴走が止まりませんっ!
五.王子様がくれる極上のデザート
***
「土産だ。今青山で話題になっているらしい」
仕事帰りの玲が、そう言って、私に紙袋を差し出してきた。
前衛的なロゴを前面に押し出した、奇抜なデザインの紙袋。
見たらすぐに分かる。最近オープンしたばかりの、人気のスイーツショップだ。
「食べたかったんだろう? レアチーズトリュフマカロン」
こくこくと頷くも、正直、素直に喜べなかった。
だって。
最近、玲が妙に優しいんだもん。
なんだか怖い。
「土産だ。今青山で話題になっているらしい」
仕事帰りの玲が、そう言って、私に紙袋を差し出してきた。
前衛的なロゴを前面に押し出した、奇抜なデザインの紙袋。
見たらすぐに分かる。最近オープンしたばかりの、人気のスイーツショップだ。
「食べたかったんだろう? レアチーズトリュフマカロン」
こくこくと頷くも、正直、素直に喜べなかった。
だって。
最近、玲が妙に優しいんだもん。
なんだか怖い。