好きになってた〜先生と私〜


黒無地のトップスにシンプルなジーンズ。
重めの靴に先生もグレーのコート。


「グレーのコート被ったな〜
ペアルックみたいやな!」



?!!!
ぺ、ペアルック!!!?



「どした?顔赤いで?」



きっと先生は思ったことを
ぽんって簡単に口に出せるんだろうな。


「な、なんでもないです…」



両手で顔を隠して先生に見えないように…





車を走らせて30分





「着いたで」




先生がお楽しみで連れてきてくれ場所。

それは…



「俺の家」




はい?

家?



「暖房つけてきてるんや〜」




ええっと…



家…ですか?




「んならいこか〜」




まって、これって、、。

誰もがそう思うよね?ね?



「萩?」




この人本気?

先生だよ?あなた…




「あ〜、そういうこと…」



何かを察した先生。



「大丈夫、お前が思っとるようなことなんて1ミリもしやんからな」




ニコッと笑ってクシャッと髪の毛を撫でる。



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