好きになってた〜先生と私〜


「あ〜!わかったぁ
萩、カップルたち見てよだれ垂らしてたんやろー?」


からかうように言ったら

「え!」


大きな声でそう叫んで…



ん?ちょ、待て。

俺今、雪山のこと萩って呼んだよな?


なんで?なんで?
俺が分からんくなってきてる…




「そんな!ヨダレだなんて!垂らしてません!!」


俺の考えを遮るように雪山の声が耳につく。


雪山は俺が名前で呼んだことなんもおもてないよな?

深く考えんよな?


でも、俺の目をジッと見つめてきてるんやけど。。。



「なんやねん、俺のこと見つめて」



そう聞いても困った顔してる



なんも答えへん。



「んー?あ、せやお前クリスマス誰かと過ごすんけ?」



考えた結果、クリスマスの話題

これなら盛り上がるやろ!




「クリスマス…ですか?」



「おー。」


けど、そんな俺の思いとは裏腹に



「友達…いないから、、」




おおお…
く、空気が冷たいわ。
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