好きになってた〜先生と私〜

体育館についていつもの場所に座る


先生を目で探してると


「キョロキョロしやんの!」


コツンって頭を叩いてきた。



「いた…」



「え?」


「あ…なんでもないです」



私は前を向いて校長先生の話を聞くことに。


さっきまでは眼鏡を取ってたけど
体育館に向かう途中、眼鏡をかけたから
よく見える。

校長先生の話は15分くらいで終わって
解散。


今日は始業式しかないから
これで皆は帰宅なんだ。


「ねぇ、萩は今日何か用事あるの?」


「なにも…え…今…萩って」


「名前で呼ぶよ!友達なんだから!
私のことも名前で呼んで!」


立花さん…

立花 留美。これが立花さんのフルネームなの

立花さんのことは、目立ってたからフルネーム知ってたんだ。


「用ないなら一緒に帰ろ〜」


「え!」


「え?ダメだった?」


「全然…!一緒に帰っていいんですか?」


「友達だっていったじゃん〜
てか、敬語いらないし!同い年だよ?うちら。




背中をバシッと叩いてケラケラと笑い飛ばしてくれる。


「うん…一緒に帰ろう!!」


初めて友達にタメ語使った。


なんか…新鮮!!
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