好きになってた〜先生と私〜




朝の挨拶が終わって1時間目始まるまでの休憩時間。

「雪山」


声だけで誰だか分かる


「ちょ、こっちこい」


先生だって。



教壇の方へ行って先生の目の前に立った


先生はコソッと小さく


「返信…こやんかった」


ブーーッとふくれっ面して睨んで来て
変な顔をする


「ご、ごめんなさい」


とりあえず謝って…


「別にええんやで。別に」


いやいや…いいって感じの顔じゃないよ…



「寝ちゃって…」


思わず口から出たデマ。


「夜遅くに起きて、先生に迷惑かなって」


迷惑かなって思ったのは事実だし…


「そやったんかぁ
気使わしてごめんな」


さっきまでの変な顔とは違って
いつものイケメンな先生に戻った


キーンコーンカーンコーン…



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