好きになってた〜先生と私〜
先生…
私今、心臓がはじけちゃいそうです…
クルッと回って
「皆も俺みたいな男を探すんやぞ?」
ドヤ顔でそんなことを言う先生だけど…
さっきから先生の惚気に泣いてる長谷川さんは
もう目が腫れてる…
先生は長谷川さんに近づいて、長谷川さんの前に腰を下ろして優しく
「泣くな。長谷川。
お前はこんなオッサン諦めなさい
お前はええ子やし、俺なんかより何倍もええ奴と出会えるで」
教室中の皆はきっと先生に見惚れてる。
だってその姿は最高にかっこよくて…
長谷川さんも泣き止んで先生を見つめてるんだよ。
そんなかっこよかったら諦めるってどころじゃなくなるよね…
「ねぇ、先生はどうしてその彼女が好きなの?どこがいいの?」
留美は先生に近づいてそう問いかける
優しく笑った先生は
「どこが?とか
なんで?とか、そんな理由ないねん。」
留美はなんとなーく納得したみたいで…
1時間目の雑談タイムだった45分間のRHRはあっという間に終わった