年下彼氏とSweet Life
雅と陽介は、
「えっ、どうしてわかるの?」
と反応する。
私は、目を見開いて、絶句した。
「私たちの知り合いだからだよ。」
と、ナイスホローは、真子だった。
真子、感謝だよ。私は、心の中でありがとうと言っていた。
「そうなんだ。中学生なら私の範囲内なんだけどな。小学生は、やっぱり無理かな。」
雅には、悪気はないのだろうけど、その小学生を彼氏にしている私には、痛い言葉だった。
「ごめんね。よく見ていたつもらだけど、聖君、見つけられなかった。」
真子が、誤ってきた。
「聖って、不思議な行動を取る時があるから。大丈夫だよ。」
3時となり、一応コートを羽織って、聖の席に行くと、聖の回りには、それこそ中学生らしい3人組がいた。
「ねぇ、ひとり?私たちと回らない?」
「どこ中?私たち、南中だよ。」
「名前何て言うの?」
しきりに話しかけているが、聖は面倒くさそうに、
「あっち行けよ。」
と冷たく言い放す。
あんな冷たい話し方もするんだ、と聖のいつもとは違う一面を見た。