年下彼氏とSweet Life


簡単に食器を洗い片付けた。

私は、校門に向かいながら、足が重かった。

聖がどうしたいのか、すごーく不安だ。

いつものキスでは、済みそうもない気がする。





「泉、何処まで行くの?」

ずっと考えて歩いていたら、どうやら聖の前を通りすぎるところだったらしい。

「ごめんごめん、ちょっと考えごとしてて。」

「もしかして、僕のこと?」

「えっ、いや、その……」



「今日は、お仕置きだから、僕の好きなようにするんだよ。」


まるで、大人の男から言われているように感じたのは、気のせいか。



聖は、私を和風の料亭に連れて来た。

「ここなら、個室が取れるからね。」

とニコニコと嬉しそうに入っていく。

こんな高そうなところ、大丈夫かな。

場に慣れない私は、キョロキョロするばかり。



部屋に着くと、

「失礼します。お届けものをお持ちしました。」

と中居さんが、大きな袋を持ってきた。

「泉、食事の前に、これに着替えて。」
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