年下彼氏とSweet Life


泉は、実に可愛い。

年上らしく振る舞おうと気を使っているのが、見え見えだ。

俺は、それを利用して、時には、子どものように甘え、泉の油断したときを狙って、いろいろ仕掛けた。

泉は、おもしろいように、それに引っ掛かる。

まだまだ純粋だから、俺の色に染め易い。

泉といると、俺は、楽しくて仕方がない。




二人で歩いていると、行き交う男が、必ず泉を見て、振り返る。目がハートになっていくのが、わかるのだ。

やはり、早く泉に申し込んで、正解だった。

でなければ、今頃誰がの手の内に堕ちていたはずだ。

そんなことにならなくて、本当によかった。

親公認、いや、家族公認の俺たちは、最強だ。

誰にも邪魔はさせない。
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