年下彼氏とSweet Life


夜は、隣の部屋で泉が寝ていると思うと、寝付けなかった。

俺は、水でも飲もうと、下に降りていった。

雨は、あがっていて、外からの月明かりで、リビングは、結構明るかった。

ソファーには、泉が寝ていた。

クッションを抱きかかえて、ソファーにもたれて、眠っていた。

まるで、月の精のようだ。

思わず俺は、そばによると、その耳たぶを舌でなめた。

次に、目許に軽くそおっと、キスをした。

そして、唇に静かにキスを落とした。

初めは、軽く、二度目は、長く、そして、泉の唇を少し開けて、舌を入れた。

いけないことをしているようで、心臓がバクバクしている。

これ以上は、まずいと、自制心を無理矢理引き出し、

「泉、風邪をひくよ。起きて、部屋に行こう。」

と泉の肩を揺すった。

「ん、聖?」

「そうだよ。部屋まで連れて行くから。」

泉は、嬉しそうに俺に凭れてくる。

せっかく引き出した自制心が、崩れそうだ。

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