年下彼氏とSweet Life

今日は、聖のお母さんのお手伝いで、ガーデニングをした。

終わった後、汗をかいたからと、聖がシャワーを浴びにいった。

お母さんと、お茶をしながら、大学の話をしていたが、ふと、お母さんが、

「泉ちゃんは、将来は、ピアニストになるの?」

と聞いてきた。

「ピアニストは、考えてません。妹は才能があるから、なるつもりでいますが、私には無理だと思うので。」

「そうなの。いえね、まだまだ先のことだとは思うけど、聖のお嫁さんになって、聖を支えてもらえるといいなあ、なんてね。」


お母さんは、ふふふと、にこやかに笑った。


「そう思ってもらえて、嬉しいです。」

と、私も笑顔で返した。

本当にそうなる日は、くるのだろうか?

私は、そう望んでいる。果たして、聖は、どうなんだろう。

中学生になって、聖は、もてている。一緒にいれば、否応なしに気づく。

告白も、されているかも。そう言う話はしたことがないけど。

これからも、ますますもてそうで、ちょぴり不安が頭をもたげてきた。

こんなに続いたことに、一番に驚いているのは、結構自分だったりして。
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