年下彼氏とSweet Life
彼氏は中学生【聖side】


中学生になり、ちょっと大人に近づいて、泉をエスコートするにも、自信が出てきた。

泉は、『聖って、いつも余裕だよね。』と言うが、俺だって、多少背伸びをしている。

泉には、悟られていなくて、よかった。

中学生になり、俺はもてるんだと、知った。

そう、小学生の時にはなかった、告白と言うものがあるから。

今思うと、泉は、告白されなかったのだろうか?

早く、付き合いを申し込んで本当によかったと、つくづく思う。



告白されても、俺には泉がいる。他の女なんて、意味がないし、気持ちも、動かない。

相当俺は、泉に参っているらしい。

やはり、泉が運命の相手だと、確信する。



中学でできた友達、相田和真(あいだ かずま)。

彼には、泉のことを話してある。

初めは、びっくりしていたけど、携帯のアルバムを見せると、

「可愛いなあ!年上だけど、隣を歩かせてみたいな。」


「駄目だよ。泉は、俺のだからね。他をあたれよ。」

「わかったよ。決して手を出さないと、誓います!」

二人で、腹を抱えて笑った。

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