年下彼氏とSweet Life
泉が帰ってきて、1ヶ月が過ぎた。まだ怪我が治らきらず、よって、リハビリも開始されない。
泉にも、焦りが見られ始めていた。
泉の両親が、我が家を訪ねてきた。
泉のことで、話があるらしい。
うちも、両親が揃い、五人でテーブルを囲んだ。
泉の左肩は、ヒビが入っているが、くっつけば、元の通りに生活はできる。
ただし、ピアノは、元の通り弾けるようになるかどうかは、保証できないそうだ。
俺にとっては、泉がピアニストになれなくても、気にすることではない。
むしろ、ピアニストになれるかもしれない状況にあった泉が、一番辛いだろう。
「僕が、これから支えていきますから。」
と泉の両親に、俺の気持ちを伝えた。
すると、左肩だけではなかったのだ。
左足の膝から下が、神経が切れてしまっていて、これから、何回に分けて手術をしなければならない。そして、最悪の場合、歩くことができなくなるかもしれないと言う。
泉がそんなことになっているなんて!
俺は、さほど深刻に考えてなかった。