年下彼氏とSweet Life


いつ頃、泉に再び連絡をとろうかと、考えていた。

クリスマスは、できれば一緒に過ごしたいと思っていた。

12月になり、我が校とサッカーの強豪校との試合が行われることになった。

余りサッカーには興味はないが、和真の友人が試合に出るから、応援に行こうと誘われ、行くことにした。

その話を何処から聞き付けたのか、試合場所に柏木美優が現れた。

びっくりだよな。

これ以上、付きまとわれたくはない。

今日こそ、はっきり言ってやろうと思った。

泉に連絡するにも、この調子では、迷惑である。



前半終了後、飲み物を買いに自販機に行くと、柏木美優も付いてきて、俺のそばで飲み物を買い、俺に甘えるように腕を取ってきた。

その時、向こうから、泉が歩いてきた。

どうして、ここに泉が?

突然のことに、目を合わせたまま、俺は動けなかった。

泉が、直ぐに踵を返して去って行く。

泉は、足を引きずるように歩いていた。急ぎ足だから、変な歩き方になってしまっていた。

俺は、追いかけることも、できなかったのだ。
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