年下彼氏とSweet Life
彼氏と再び【聖side】
俺と泉は、再度一緒にいることを選んだ。
これからは、何があっても、離れない。
俺は、その夜、学校を欠席したことを両親に謝り、泉とのことを報告した。
そして、正式に婚約だけでもしたいと伝えた。
父は、
「伯父さんからの、えっと、柏木さんだっけ、そっちは、いいのか?」
「いいも何も、始まってもいないから。学校でも、迷惑しているし、伯父たちにも、はっきりと話そうと思う。」
父は、母と目をあわせると、
「わかった。俺たちは、聖の幸せを願うだけだからな。」
「そうよ。泉ちゃんはとても良いお嬢さんだし、仲良くね。」
と、母も言ってくれた。
次の日、学校で。
「聖くん、昨日は、どうして休んだの? 具合いが悪かったの?」
と、いつものように、柏木さんが俺のクラスに来て聞いてきた。
俺は、
「柏木さんに関係ないから。それから、これ以上、関わらないように言ったよね。今、この時点から、よろしく!」
「柏木さん、迷惑だから。そろそろ俺たちも、限界だから。聖に近付くの、止めてくれないか。」
と和真が言うと、回りでも、
「嫌われる前に、気付けよ。」
「うざいのよ!」
「しつこいと、嫌がられるのが、わかんないかな。」
等と、いろいろ囁かれた。
俺は、クラスメイトに、心の中で感謝した。