年下彼氏とSweet Life
その週末の土曜日、伯父たちに連絡をして、話をすることにした。
「伯父さん、柏木さんのことだけど、今まで学校でも迷惑しているのを遠回しに言ってきたけど、俺ももう限界だから、はっきりそう伝えたよ。」
「そんなに迷惑だったのか?」
「クラスが違うのに、堂々と、教室に入ってきて、勝手なことを言って、回りに気を遣えないんだよ。クラスのみんなも、嫌がっているんだ。そんな人と、友達ではいられないよ。」
「うーん、そうか。少しわがままそうにも見えたが……。」
「あなた、聖くんがそう言うなら、仕方ないわよ。聖くん、今まで、ごめんなさいね。」
伯母さんも謝ってくれた。
よし、これで、心置きなく、泉のことに専念できるぞ。
さっそく、両親と相談して、泉の両親にも、正式に婚約したいと、申し入れをすることにした。
まだまだ半人前の癖にと、思われそうだが、婚約しておかないと、不安で仕方がないのだ。
来週の土曜日、両親と泉の家を訪ねることになった。
泉の両親は、果たして、賛成してくれるだろうか。